奈良旅行と言えば神社や寺院、遺跡めぐりが定番ですが、ちょっと目先を変えて早朝にジョギング・ランニングというのもおすすめです。
これは私が奈良旅行の最終日の早朝に、春日山原始林のトレイルコースである、春日山遊歩道(の一部)を走った記録です。
お手軽かつ有効に早朝の時間を使えるので、観光客の方にこそぜひおすすめしたいです。
今回走ったコース
今回私が走ったコースは、三条通~国道169号線~県道80号線~春日山遊歩道です。
正月3ヶ日は初詣客が多いと聞いていたので、春日大社境内に入るのは避けることにしました。
今にして思うと、3日の早朝だったこともあってか、初詣客はそんなにいなかったような気がします。通常の時期なら、境内を通ってもよいかもしれません。
三条通
朝7時前に宿泊地を出発し、三条通の猿沢池を経由しました。早朝なので閑散としています。
実は以前の奈良旅行で、猿沢池でくつろいでいたら、鳩の落とし物を頭上に食らったという苦い思い出があります。
猿沢池を過ぎて、興福寺を左手に見ながら、三条通を春日大社に向かって進みます。
午前7時くらいです。観光客の姿がほとんど見当たりません。基本的に、寺院や神社が開門する午前9時以降にならないと、奈良では観光らしい観光ができません。
早朝のランニングは観光客に行く手を遮られることがなく、さらに開門までの時間つぶしにも最適です。そういう意味でも、奈良のような自然の豊かな観光地での早朝ランニングはおすすめです。
春日大社の一の鳥居が見えます。もしかしたら境内に入っていってもよかったかもしれませんが、このときは最初から右折する予定でした。
春日大社の一の鳥居です。この鳥居を道なりにずっと行くと春日大社の本殿にたどり着きます。今回は入らずに、右折することにしました。
右折して国道169号線を走ります。荒池という池を貫いて走ります。
「なら和み館」なる建物が左手に見えます。ここを過ぎて、県道80号線との交差点を左に曲がります。
県道80号線に入りました。なんの変哲もない道路です。
途中で、旧志賀直哉旧居の看板があったので、予定を変更して左折します。
志賀直哉の旧居の門です。
地元の方が犬を散歩に連れています。左手に見える枯れた林が妙にわびしかったです。
ふたたび県道80号線に合流します。
鹿です。向こうに見える緑は春日山原始林です。
春日山原始林を左に見ながら県道80号線を走ります。
ようやく春日山遊歩道の入り口にたどり着きました。
右側に見える道は東海自然歩道なのだそうです。室生寺に行ったときもこの歩道を歩きました。
ということは、この道に沿って走れば、いずれ室生寺にたどり着くことになりますね。
いよいよ春日山遊歩道に入ります。室生寺の東海自然歩道と違って、ずいぶん平坦で拍子抜けしました。それほど傾斜はきつくなく、楽に走ることができます。
交番所が見えます。
交番所のわきに、案内図があります。どこまで行こうか思案していると、向こうからお爺さんがやってきて話しかけてきました。
この山に詳しいらしく、いろいろ話していましたが、どうやらすぐ近くに、この案内図には書かれていない近道があるそうです。
いいことを聞いた私は、その近道を確かめるため、先を急ぎました。その近道がこちらです。
立入禁止の立て札があって入れないというオチでした。
でもあのお爺さんの口ぶりだと、普段からこの道を往来していそうでした。関係者なのか何なのか、よく分からないお爺さんでした。
それから少し行くと、「五色の紅葉」なる標識の杭が。紅葉らしき木を探したのですが、辺りは杉ばかりで、紅葉の木は見当たりません。
ふと足元を見ると、地面の落ち葉を確かに紅葉です。でも木はありません。おそらく標識の辺りにかつて紅葉の木が数本ほどあったのでしょう。
枯れたのか、伐採したのか分かりませんが、今はもう、そこにはありませんでした。
五色の紅葉を過ぎて、さらに走り続けます。相変わらず平坦で走りやすい道が続きます。
石灯籠が見えます。車も止まっています。
妙見宮の入り口です。左手に川が流れています。もっと先に行くこともできましたが、余裕を持ってこの辺で引き返すことにしました。
日が昇り、だいぶ明るくなってきています。
往復で10キロ強の行程でした。最終日ということもあり、今回は途中で引き返しましたが、次はもっと奥まで行って見たいと思います。
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