奈良好き、特に奈良の仏像好きの人たちにとって外せないのが浄瑠璃寺です。
新年1月1日から15日まで特別開扉される秘仏・吉祥天女像に会いに行くために、奈良から自転車で浄瑠璃寺(と岩船寺)に行くことにしました。
そのルートおよび旅行記を、たくさんの写真とともに紹介したいと思います。
1.レンタサイクルで自転車を借りる
まずレンタサイクルで自転車を借ります。電動自転車にしましょう。今回の浄瑠璃寺行きは、とにかく道が悪く、傾斜がきつい所が多いのです。
電動でない普通の自転車では、相当根性があってもしんどいと思います。素直に電動自転車にしましょう。
近鉄奈良駅の最寄りのレンタサイクル店は2つあって、1つはヤマト観光レンタサイクル近鉄奈良店、もう1つはレンタサイクル奈良です。
レンタサイクル奈良はヤマト観光レンタサイクルのすぐ左下に見えます。
いずれも24時間で1200円(2017年1月1日現在)で、見たところ自転車の性能も同じくらいなので、どちらでもよいでしょう。
今回の私の場合、たまたまヤマト観光レンタサイクルさんの方は中国人観光客らしき先客がたくさんいて、時間がかかりそうだったのでレンタサイクル奈良さんにしました。
2.ひたすら走る
電動自転車をレンタルした後は、ひたすら走るだけです。今回私はグーグルマップの徒歩のナビを利用しました。
交通量の少ない徒歩向きのルートな分、悪路や急坂が多く、電動自転車であっても結構ハードです。
3.幾つかのポイントを過ぎる
浄瑠璃寺にたどり着くまで、幾つかのポイントがあり、それが自転車ならではの楽しみでもあります。
鎌倉時代の楼門で有名な般若寺です。国宝に指定されています。
楼門からパゴダが見えます。
般若寺を過ぎてすぐに県道754号線にぶつかります。ここは交通量が多く、信号なしの横断歩道なので、結構待ちます。
ここを過ぎたらずっと上り坂です。結構急なところが多いですが、舗装されているので、電動自転車なら大したことはないです。
上り詰めると、一転して急な下り坂になります。ずっと降りていくと、こんな集落に出ます。独特の雰囲気でした。
この集落を抜けると一瞬田園風景が広がりますが、すぐにまたこんな道が続きます。余裕がなくてあまり写真に残せていませんが、かなりハードです。パワーモードでやっと登れるくらいの急坂&悪路が続きます。
やっときちんと舗装整備された道にぶつかります。ここから先は楽です。
道端にお地蔵さんが。
さらに行くと、長尾の阿弥陀なる仏さんがいらっしゃいます。
こんな感じの道をずっと進んでいくと、
浄瑠璃寺に到着します。
4.浄瑠璃寺に到着
ようやく浄瑠璃寺に到着しました。正確な時間は分かりませんが、1時間~1時間半くらいかかったと思います。表参道の入り口付近に駐車場や土産物屋があります。
参道はこんな感じです。
参道を上っていくと門にたどり着きます。
中に入るとこんな景色です。
拝観料は300円です(2017年1月1日現在)。著名な観光寺院としては、かなり安い部類です。
吉祥天女像の特別開扉期間中ですが、上乗せはなく、いつもと同じ金額です。さらに、冬休み期間中、小学生以下は拝観料を取らないそうです。太っ腹ですね。
中は撮影禁止ですが、確かにあの美しい吉祥天女像がお目見えしていました。みうらじゅんさん(だったかな?)が一目惚れしたとのことですが、よく分かります。素敵なお姿でした。
お堂の出口付近には、猫がいます。浄瑠璃寺の隠れアイドルという噂もあります(私の周辺)。
門を出て、参道を下る帰り道に無人販売所でゆず大根を買います。予想通り、とても美味でした。
次のページで岩船寺に向かいます。