私はかつて一度だけ糖質制限ダイエットを試みたことがありますが、長続きしませんでした。
今ではダイエットこそ、主食の炭水化物をしっかり摂るべきだと確信しています。実際にそれでうまくいきましたからね。
日本人の主食と言えばご飯ですが、白米よりも玄米がオススメです。
さらに、その玄米に七分づき大麦(押し麦)というものを組み合わせると、ダイエット面でも栄養面でも非常に優れた健康食になります。
今回はその七分づき大麦(押し麦)と玄米の組み合わせについて、栄養価や炊き方などをご紹介したいと思います。
七分づき大麦(押し麦)とは
ここでは「七分づき」とは何か、大麦(押し麦)とは何か、そしてその栄養価について述べたいと思います。
大麦(押し麦)について
大麦と言えばビールや麦茶の原料として有名ですが、大麦そのものを食べることはあまりありませんよね。
でもこれは、個人的には非常にもったいないと思っています。
と言うのも、大麦は非常に食物繊維が豊富な食べ物だからです。白米はもとより玄米よりも、そしてあのゴボウやサツマイモよりも食物繊維が豊富なんですね。
また、タンパク質も豊富で、非常に栄養価の高い食べ物なのです。
ちなみに大麦は「押し麦」として売られていることが多いです。押し麦というのは、一度蒸してローラーで潰して平べったくしたものを言います。
いわゆる「麦ごはん」と言った場合は、通常この押し麦になります。
生の状態での可食部100グラム当たりの食物繊維の量を比較すると、以下のようになります(単位はグラム。文科省の食品標準成分表より)。
白米:0.5
サツマイモ(皮なし):2.2
サツマイモ(皮付き):2.8
玄米:3.0
ゴボウ:5.7
大麦(押し麦):9.6
押し麦の食物繊維の豊富さが分かりますよね。そして、その押し麦のさらに上を行くのが、私が常食している七分づき押し麦です。
七分づきとは
押し麦の中でも、私は「七分づき」の押し麦を愛用しています。
「○分づき」というのは、米や大麦などの穀類の精白度合いを指す表現です。精米機がなかった昔は、お米を杵でついて精白していたことから、こう呼ばれるようになったのですね。
外皮(いわゆる糠)を七割落としたものを七分づきと呼んでいます。
外皮を残しているので、精白したものよりもタンパク質や食物繊維、ビタミン・ミネラル等を豊富に含むという特徴があります。
七分づき大麦(押し麦)の栄養価
では、七分づき大麦(押し麦)はどのくらい栄養が豊富なのか?
食品標準成分表によると、以下のようになっています(生の可食部100グラムあたり)。
これを10段階評価のレーダーチャートで表すと、こうなります。
七分づき押し麦の食物繊維とタンパク質の量がとりわけ抜きん出ているのがわかります。
そして、ここで見逃せないのは玄米のビタミンB1と鉄分です。レーダーチャートを見ると、七分づき押し麦と玄米を組み合わせると、この4つの栄養素が高いレベルで摂取できることが分かります。
玄米+七分づき押し麦のご飯の炊き方
これが普段私が食べている玄米と七分づき押し麦の混ぜご飯?です。割合はお好みですが、私は玄米:七分づき押し麦=2:1にしています。
白米と違い、玄米や七分づき押し麦は研ぐ必要はありません。表面に付着したごみや汚れを落とすために、軽く水で洗う程度で十分です。
玄米や七分づき押し麦は糠・外皮の層があるため、白米に比べて水を吸いにくいです。なので、水は白米よりも気持ち多めにして、さらに最低でも30分以上は水に漬けておきましょう。
私は以前に一度、時間がなくて水に漬ける時間なしで炊き始めたことがあるのですが、かなり硬めに仕上がってしまいました汗
ちなみに出来上がるとこんな感じになります。いわゆるカニ穴が出来ていますね。
茶碗によそうとこんな感じです。炊きたてなので、つやつやしていて美味しかったです。
まとめ
玄米+七分づき押し麦ご飯は、白米に比べると、糖質が少なくなり、その分食物繊維とタンパク質とビタミンB1と鉄分が大幅に増加しています。
食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑え、またビタミンB1は糖質の代謝に必要な栄養素です。ダイエットをするなら玄米(ビタミンB1)と七分づき押し麦(食物繊維)は鉄板の組み合わせと言えます。
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実際私も、この玄米+七分づき押し麦に切り替えてから、順調に体重を落とすことができました。
それだけでなく、タンパク質や鉄分その他の栄養も非常に豊富ですので、ダイエットに限らず、健康にとても良い食べ物と言えます。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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