「ブログにアクセスが来ない場合の最善の考え方とSEO対策とは」の続きです。
アクセスを見ずにブログ記事を書いていく具体的な手順
アクセスを見ずにブログ記事を書いていく具体的な手順は以下のとおりです。あくまで私の例ですので、適宜アレンジしてください。本質は「記事執筆そのものにのめり込む」ことに意識をフォーカスする、ということです。
1.まず、前日にネタを仕込みます。
ネット上でもリアルでも、会社でも家庭でも、通勤途中や散歩中でも、遊んでいる中でも、何でもよいです。ネタを最低一つは拾います。
2.次の日の朝早く起きます。
4時に起きれれば申し分ありませんが、5時くらいでも十分でしょう。
3.パソコンを開いて、記事を書き始めます。
このとき、パソコンはネットに繋がらない状態にしておくのがよいでしょう。ネットに繋がる状態だと、ついついネットサーフィンにハマってしまい、時間があっという間になくなります。
私の場合は、何年も前に買った、ウィンドウズXPの入っているASUS製の古いノートブックを使っています。ネットに繋げていないので、完全にワープロ代わりです。おかげで誘惑もなく、記事執筆に集中できます。
そういう古いPCなどがない人は、ワープロを用意するとよいと思います。ワープロはネットができませんが、記事執筆にはむしろそれがいいのです。やっぱりネットができてしまうと、やっちゃいますからね。
4.記事は一気に書き上げます。
途中で他の作業を挟み込むと、元に戻るのが非常に難しくなります。私の例で言うと、記事執筆の途中に、気まぐれに洗濯物を取り込んで、アイロンを掛けたりしたことがありました。
当然、終わってからすぐに記事執筆に戻ろうとしました。しかし、すでに頭が完全に切り替わっていて、何を書こうとしていたのかさえまったく思い出せず、がく然としたことがありました。
結局書き終えましたが、何か肝心なことを書き忘れた感覚が残ってしまったうえ、本来の倍近い時間が掛かってしまい、大変なロスでした。
そのときは、「絶対手を止めない」と固く誓ったものです(実際にはその誓いはしばしば破られます苦笑)。
5.時間内に書けるだけ書きます。
後でワードプレスなどで装飾や画像など、記事を整形していく必要がありますが、それよりも何よりも大事なのは記事本文です。朝は文章に集中しましょう。整形はいつでもできます。
6.時間がなくなった、またはネタがなくなったら、そこで記事を書くのをやめます。
記事をワードプレスなどで整形します。時間があれば記事を書き終わった直後でもいいし、なければ夜に回してもいいでしょう。
7.投稿します。
これで一通りのブログ記事執筆の流れは完了です。
もちろん並行して、記事ネタを普段の仕事や生活の中から見つけ出すために、アンテナを立てておかなければなりません。
このサイクルを(できれば)毎日繰り返します。そうすることで、自然に記事数は増えていき、あなたのブログも強くなっていきます。
本当にアクセス解析を見なくていいの?
さて、こういうことを書くと、当然こういう質問が来ます。
Q.本当にアクセス解析を見なくていいの?
A.はい。いいです。
本来は見ないよりも見た方がいいです。しかし、優先順位の問題があります。ブログ運営で最も優先順位の高いことは何でしょうか?
キーワードを当てることでも、アクセスを集めることでもありません。
それは、記事を書くことです。
「ブログ運営がうまくいっていない」ことに悩んでいる人は多いです。しかし、私が見たところ、その悩みの一番の本質は「記事を書いていないこと」です。要するに「書いてないくせに、アクセスが来ないと悩んでいる」場合が大半だということです。
存在しない記事にアクセスは来ません。なので、何はなくとも、記事を書く。これが肝心です。
書いて書いて書きまくって、記事を増やしてください。
最初はアクセスは気にしなくていいです。とにかく人の役に立つ記事を、脳みそを絞って書き続けてください。
逆に言うと、アクセス解析から意識を遠ざけることで、記事の中身そのものの向上に意識を集中させることができます。
これからの時代の最強のSEO
これからの時代は、記事の中身こそが最強のSEOになっていきます。今もその流れが進行中です。
グーグルが開発したアルファ碁は、すでに人間を超えていました。アルファ碁のような人工知能が、どんどん発展していき、私たちの書いた記事を、まるで人間が読むように読み、その価値を判断していく時代がすぐにやってくるでしょう。
キーワードも、今のような、30字のタイトルにいかに上手に詰め込んだか、といったレベルではなく、
「中身のある記事を自然に書いた場合に出てくる、自然なキーワードのありよう」を究極まで突き詰めたような見方
で判定していくようになるはずです。
グーグルは、まさにその通称のように「神」に近づこうとしているのかもしれません。
また、例のWelq(ウェルク)問題などは象徴的ですが、グーグル先生が叱らなくても、他の「生徒たち」による自浄作用も、今後ますます強化されていくことでしょう。
このように考えていくと、どうやっても最終的には「記事の中身そのもの」に帰着します。
つまり、精神衛生面のみならず、こういうSEOの観点から見ても、「アクセスを気にせず記事の執筆に集中する」は正しい戦略と言えるのです。
まとめ
ブログでアクセスが来ない悩みのポイントは2つあります。
1.アクセスが来ないことでモチベーションが下がる。
2.そもそも記事を書いていない。
1と2は密接にリンクしていて、アクセスが来ないことで記事を書く手も止まってしまい、記事を書かなければアクセスも来ない。この悪循環により、ブログ更新が止まってしまう人が多い。
この2つをいっぺんに解決する方法。それは「アクセス解析を一切見ずに、記事執筆に集中する」ということです。
ダイエットのために走るのと同じで、究極の目的(減量、アクセス)のためには、その目的をいったん頭から追い払って、具体的な行為(走る、書く)そのものに没頭しなければなりません。
そのためには、その行為そのものを楽しむことにフォーカスするとよいです。
ブログ記事を書くなら、読み手を思い浮かべながら、面白くてためになる話を楽しそうに語って聞かせるつもりで。
とにかく「書く」ことそのものに入り込むこと。そこにアクセスの話は一切持ち込まないこと。
これを心がければ、書くことが楽しくなり、続けられるようになります。続けられれば、自然にブログも強くなっていき、いつの間にかアクセスも集まるようになっているはずです。
では、一緒に頑張っていきましょう!
よしず後記
ウェルク問題による情報リテラシーに対する意識の変革や、アルファ碁に見られる人工知能の発展などにより、ネットにおける情報発信は、今後ますます「人間志向」になっていくはずです。
その流れの中で、個人にできる最善の戦略は何かと考えると、発信する情報の質を高めることに専念する、これに尽きるのではないでしょうか。
リアルからネットが生まれて、そこにリアルと遊離した独特な世界が展開されてきましたが、ふたたびリアルの原点に回帰しつつあるのかなと感じています。